注文住宅は多くの要望を取り入れることができることがメリットです。しかし、要望を取り入れすぎて予算オーバーしてしまうことがよくあります。コストダウンのために要望を削っていくのは難しいですし、満足度が低下してしまいがちです。この記事では満足度を高めつつ、内装のどの箇所をコストダウンすればいいのか紹介していきます。
コストダウンしやすい箇所
最もコストダウンに適している箇所が和室です。和室は同規模の洋室と比べて材料費がかかるうえ、床の間や書院造りなど独特の様式があります。和室は客間にしたり、寝室にしたりと便利な空間です。しかし、客間に必要性を見出せなかったり、寝室は別に作ろうと考えたりしている方は、思い切って和室を無くしてみてはいかがでしょうか。和室を残したい場合は、壁紙をクロスに変えるのもいいですし、床の間を無くしてみるのもコストダウンになります。
壁の数が多いとコストがかかるため、いくつか壁を取り払ってコストを抑えるのも1つの手です。壁を取り払うことでプライベート空間は減りますが、1つの空間を広く取ることができますし、家族の様子を確認しやすくなります。小さな子供がいる親は、子供が思わぬ行動を取らないか心配することもあるのではないでしょうか。壁を取り払えれば、子供から目を離さずに家事をすることができます。壁を減らしたいけどプライベート空間も作りたい場合は、パーテーションを設置して必要な時だけ部屋を区切る方法があります。
木製建具を既製品に変えるのもいいでしょう。既製品のメリットは修理の安さです。新築時にオーダーメイドで作ってもらうこともできますが、既製品と違い同じパーツがありません。そのため、1からパーツを作ることになり、コストがかかってしまうのです。飽きてしまったときや、模様替えしたいときも既製品ならすぐに買い替えることができます。既製品は安いものからオーダーメイド品のような高級なものまであるため、予算に合わせて建具を選びやすいこともメリットの1つではないでしょうか。
コストダウンしないほうがいい箇所
コストダウンについて紹介してきましたが、コストダウンに適していない箇所があります。それは基礎と構造部分です。基礎と構造部がしっかりしている家は、そうでない家と比べて災害に強い傾向にあります。基礎をコストダウンすると地震で揺れやすくなりますし、揺れるたびに外壁や柱にかかる負担が大きくなってしまうのです。家は長い年月をかけて老朽化していきます。老朽化は目に見える箇所だけではありません。基礎と構造部も老朽化するため、年々自然災害に弱くなっていきます。最初は満足度が高くても、後悔してはコストダウンした意味がありませんよね。
また、基礎と構造部が弱いと、リフォームをする時に余計にコストがかかることがあります。空間を広くとったり、バリアフリー化で間取りを大きく変更する場合に補強が必要になることがあります。
満足度とコストダウンが両立できる牧之原の工務店を紹介
満足度とコストダウンを両立したい方に、牧之原市大沢の工務店「株式会社建築工房相良」にご相談ください。注文住宅からリフォームまで請け負う工務店で、木造軸組工法を得意としています。年間通して自然災害が多く湿度が高い静岡県で、快適に過ごすにはどのような家を作ればいいのか熟知しています。
工法にこだわりのある工務店ですが、内装のコストダウンに柔軟なことも特徴の1つです。床や壁の色と合わせた建具を取り寄せてくれたり、低コストで機能性の高い壁を紹介してくれたりします。
コストをかけても満足度がアップするわけではない
壁や建具にいい素材を使ったからといって、必ずしも満足度がアップするわけではありません。素材をどう生かすかが大事なのです。一般的によく使われる素材でも、組み方によってはワンランク上の空間を作り出すことが可能ですし、十分な強度を確保することもできます。快適な家作りにはある程度コストをかける必要がありますが、贅沢な箇所をコストダウンすることで、後々の生活に余裕を作ってみてはいかがでしょうか。