注文住宅を建てる上で重要になってくるのが、建築を担当してくれる人たちとの打ち合わせです。打ち合わせをすることで自分たちの住宅への希望や要望を伝えることができるのはもちろん、担当者からの提案や返答を確認してお互いの意見をすり合わせることができます。ただどんな内容を話せばいいのか、回数や注意点がわからないという人も多いので、今回はそれらのポイントを解説していきます。
注文住宅の打ち合わせの内容とはどんなものなのか
注文住宅を建てる際の打ち合わせには3つのタイミングがあり、それぞれのタイミングによってどのような内容で打ち合わせをするのかが異なります。最も打ち合わせの回数が多くなる注文住宅の工事着工前の打ち合わせでは、資金計画や注文住宅の間取り、内装や外装の設備・資材選びなど住宅を建設する上で重要かつ基本的な内容が中心です。特に間取りはしっかり決めておかなければ工事を始めることができませんし、内装と外装に関しても資金計画を踏まえて検討していかなければいけません。このため工事着工前は工務店やハウスメーカーの担当者はもちろん、実際に工事を担当する建築士や設計担当者も交えて打ち合わせを行います。
また打ち合わせは建設中も行われることがあり、こちらのタイミングでは図面通りまたは計画通りに注文住宅の建設が行われているかどうかという内容になります。ただ建設中の打ち合わせ内容は必ずしなければいけないというわけではなく、メーカーによっては打ち合わせをしなかったり壁紙の色やスイッチの場所など細かな部分を調整するために行うところもあります。そして完成後には支払いや最終的な確認事項に関する打ち合わせが行われ、意見のすり合わせというよりも完成した注文住宅に関する最終確認のような意味合いの内容です。
注文住宅の打ち合わせはどの程度の期間で何回くらいすればいいのか
一般的に注文住宅の建設にかかる期間は、半年から1年半と長期間です。その中で行われる打ち合わせの回数の平均は10回から15回程度で、打ち合わせのタイミングによって回数や期間が異なります。例えば工事着工前の打ち合わせは一番重要なものになるため、3か月間から6か月間の間におよそ5回から10回程度行うことが多いです。場合によっては2回から4回程度で済むこともありますが、意見や要望のすり合わせを細かくしていかなければいけない場合は20回以上行われることもあります。依頼する側やメーカー側が注文住宅に対して強いこだわりを持っていればいるほど、打ち合わせの回数や期間が長くなりやすいです。
逆に建設中や完成後の打ち合わせは経過の報告や最終確認の意味合いが強いことから、少なくて1回、多くても2回から4回程度となります。また建設中の打ち合わせにかかる期間は状況によって異なりますし、完成後であれば完成から1週間から2週間程度の期間で行うことが多いです。牧之原で建設されている注文住宅の打ち合わせの期間や回数も、およそ似たような内容となっています。
注文住宅の打ち合わせをする際の注意点
注文住宅の打ち合わせの際に注意しておきたいポイントとしてまず挙げられるのが、「予算の上限を一番初めに決めておくこと」です。注文住宅の打ち合わせで間取りや内装・外装に関する項目を決めていくうちに、グレードを上げ過ぎたり間取りや設備にこだわり過ぎて予算オーバーしてしまうというケースも少なくありません。このため最初に予算の上限を決め、その範囲内で収まる間取りや設備にできるように打ち合わせを進めていくことがトラブルを回避する上でも重要になります。それと並行して建てたい家の理想をイメージとして共有する、こだわりの優先順位を決める、家造りのスケジュールを決めるなどの事前準備をすることも必要です。
ほかにも打ち合わせの内容はその都度記録に残して後々のトラブルを防ぐようにしたり、打ち合わせの内容で疑問に思ったことや不安に思ったことはそのままにせずにはっきりさせておくという点もポイントとして挙げられます。さらに小さなお子さんがいる場合は打ち合わせの時は誰かに預けたり、連れて行かなければいけない場合は退屈しないようにする対策も大切です。そして何より大切なのは、打ち合わせに疲れてしまわないようにこれらの事前準備をしっかりしておくことだと言えます。
注文住宅の打ち合わせは重要だからこそ事前準備が大切
注文住宅を建設する際の打ち合わせの内容は、理想の家を完成させるための重要なカギです。そのためどのタイミングでどのような内容を決めなければいけないのか把握する必要がありますし、決めるための目安となる機関や回数も理解しておかなければいけません。そして長期的な打ち合わせに疲弊してしまわないように、打ち合わせに関する事前準備をしっかりしておくことが成功させるためのポイントになります。