注文住宅を建てる時に、まず考えなければいけないのが予算ですよね。思い通りの注文住宅を建てたいのはもちろんですが、なるべくなら費用も抑えたいところです。そんな注文住宅を建てる際の費用ですが、実はハウスメーカーで建てるよりも地域の工務店に依頼する方がお得だということを知っていましたか?ここでは、地域の工務店がハウスメーカーよりも費用が安い理由を解説しているので、注文住宅を建てる際の参考にしてください。
ハウスメーカーで建てた場合の坪単価は約87万円!一方、工務店は約50万円!
全国的に有名なハウスメーカーで注文住宅を建てた場合の費用ですが、住宅産業新聞の2018年6月21日号に細かく記載されています。その情報によると、ハウスメーカー9社による住宅1棟の建設費は高いところでおよそ4,000万円、安くても2,800万円ほどの建設費がかかっています。これを坪単価で表すと、9社の平均はおよそ87.5万円です。
一方、工務店での費用ですが、こちらは坪単価で50万円ほどが相場と言われています。工務店のみを対象にした資料は出回っていないものの、地域に根ざした工務店で注文住宅を建てる際の坪単価は50万円前後であることが多いです。ちなみに、工務店やハウスメーカーに限らず、全業者で新築住宅を建てる際にかかる費用の全国平均は坪単価で62.8万円と発表されています。(2017年版「国土交通省建築着工統計調査」の住宅着工統計による)
これらの資料からは、ハウスメーカーで家を建てる際の坪単価の方が全国の業者を含めた坪単価の平均値よりも高い、つまり、新築住宅を建てる際にかかる坪単価の平均値を押し上げているのはハウスメーカーであるということがわかります。工務店での坪単価が相場通りの50万円だとすると、工務店で注文住宅を建てることがとてもお得だということがわかりますよね。
牧之原の工務店が低い費用で家を建てられる理由
牧之原にある工務店はなぜ、低い費用で住宅を建てることが出来るのでしょうか。その理由として最も大きいのが、そういった地域に根ざした工務店では「無駄なコストの削減」を徹底しているという点です。例えば、全国に展開しているような大手のハウスメーカーだと、全国規模の宣伝をするために多額の費用がかかったり、モデルハウスを各地に展示したりなど、家を建てる以外の面でもコストがかかっています。目には見えませんが、このような宣伝などでかかったコストは建設費に上乗せしてしっかりと回収しています。
こうした一面があるハウスメーカーに対して、地元を基盤にして事業を展開している工務店では全国規模の大きな宣伝を打つ必要がなく、余分なコストがかかっていません。また、モデルハウスを展示することも少なく、建設業務以外で無駄な費用が出ないようにしています。そのため、建設費に余計な経費を上乗せすることなく、低い費用で注文住宅を建てることが可能となっているのです。
「坪単価」という表現に注意しよう!
ここまでに何度も登場した「坪単価」という表現ですが、実はこの坪単価という表現には落とし穴があります。それは、坪単価の計算方法は工務店やハウスメーカーごとで違うということです。一般的に坪単価は工事費を面積で割ることで計算されますが、この「工事費」と「面積」に対する考え方が業者ごとで異なっているのです。
例えば、A社ではバルコニーやビルトインガレージを面積に含まないのに対して、B社ではそれらすべてを含めて面積としている場合があります。もし、この2社が工事費に大きな違いがないのに同じ坪単価だとしたら、面積にバルコニーやビルトインガレージを含んでいるB社の方がお得ですよね。注文住宅をこれから建てようと思っている人はよくこの坪単価を一つの基準にして業者を選びがちですが、坪単価は業者ごとによって異なる解釈で計算されているということを頭に入れて、業者選びをするようにしましょう。
注文住宅を建てるなら工務店がお得
注文住宅を建てるためにはとても大きな金額が必要となるので、少しでも費用を抑えたいですよね。もし、費用を出来る限り抑えて注文住宅を建てたいのなら、地域に根ざした工務店の利用が選択肢に入ります。そういった工務店では宣伝費などに余計なコストをかけていないので、大手のハウスメーカーに比べて建設費が抑えられています。注文住宅の費用で悩んでいる方は、工務店に依頼することを検討してみると良いかもしれません。