これから注文住宅を建てたいと思っている方のなかには、何から始めたらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。注文住宅の計画をする際、建築を依頼する会社選びが重要なポイントになります。建築会社によって、こだわりや得意な建材などが違うからです。同じ予算でよりいい家を建てるための建築会社の選び方とおすすめの工務店についてお伝えします。
同じ予算でいい家を建てるなら工務店がおすすめ
注文住宅の建築に携わる会社は数多くありますが、主にハウスメーカーや工務店から選ぶことが多いかと思います。ハウスメーカーが選ばれる理由は、やはり大手であるということの安心感ではないでしょうか。しかし、なかには、ハウスメーカーの営業担当から不十分な説明しか受けられずよく分からないまま契約してしまったり、契約を急かされ圧倒されて決めてしまったりという経験のある方がいるのも事実です。そのため、その場で決めることは避け、金額や建材について他の会社と比較をしてみることが大切です。
ハウスメーカーが使用する建材は、日本で主に使われている量産型の集成材であることがほとんどです。その多くは化学物質を使用した外国産のもので、建築時に扱いやすいというメリットがある反面、自然素材である木の建材に比べると耐久性が低いというデメリットがあります。また、規格化することでコストを抑えているため、部分的に違う建材を使用したいなど、注文住宅ならではの自分のこだわりを叶えることは難しい場合が多いです。壁や天井クロスも同じで、化学物質が含まれたビニルクロスなどを使用する場合が多く、素材にこだわる場合は別途オプション料金がかかるという仕組みが主流です。ハウスメーカーは、広告費や人件費などにお金を使う必要があるため、建材のコストを抑えることで安い価格を実現しているともいえます。
それに対し工務店を選んだ場合は、建材などの細かい部分から要望を伝えて計画していく場合が多いのが特徴です。そのため、素材にこだわって、長く住める家を建てたいという方は、工務店に依頼するのがおすすめです。広告費などの余計な料金が上乗せされないことを考えると、その分、建材や壁の素材にこだわることができます。つまり、建築会社を選ぶ際には、価格に対してどのくらい質のいい家を建てられるかという視点で選ぶことが大切になります。
素材と価格にこだわりをもつ工務店を選んで、ワンランク上の家を
こだわりを叶えるための注文住宅ですが、建築をどこの会社に依頼するかによって、価格だけでなく素材や耐久性が変わってきます。質のいい素材で長持ちする家を建てたい方は、工務店を選ぶのがおすすめです。