注文住宅の場合、自分で思ったようにキッチンを選べるのが嬉しいポイントですが、選べる範囲が多いので迷ってしまうこともあります。実際にキッチンを使い始めてみると、思っていたのと違って使いづらかったなんてこともあるので、選ぶ際には注意が必要です。今回は、失敗しない為のシステムキッチン選び方のポイントを紹介していきます。
キッチンの高さは重要なポイント
キッチンを決める時、デザインや機能性に注目しがちですが高さにも注意が必要です。身長が高い方や低い方は、キッチンを自分の身長に合わせて選ぶと失敗しません。キッチンメーカーでは、デザインや機能性を変えることなく高さもある程度柔軟に対応してもらえます。身長が高い方が低めのキッチンを選んでしまうと、下を向くことが多くなってしまい肩こりがひどくなったり、怪我をしてしまうなんてこともあります。キッチンは毎日使う場所なので、体にあった高さを選びましょう。ショールームに行って実際にその高さを体験してみることも大切です。
キッチンの収納は量より使いやすいかどうかが大切
キッチンを選ぶ時に注意しなければならないポイント2つ目は収納です。生活しているとキッチンに限らず、収納スペースは多い方がいいと考えてしまいます。もちろんキッチンも収納が多い方が助かります。しかし、その収納スペースが使いづらかった場合、結局は使わない収納になってしまうかもしれません。つまり、収納スペースは多ければ多いほど良いというわけではなく、その収納が使いやすいかということが大切なのです。
注文住宅では、収納スペースなどの部分を設置すればするほど費用も多くかかってきます。キッチンメーカーによっては、吊り戸棚ひとつで10万円も費用が高くなってしまうこともあります。キッチンの収納スペースを選ぶ際には、本当に使いやすいかその収納は必要かなどを考えて決めるようにしましょう。
キッチンの形は生活に合わせて選ぶ
キッチンの形は大きく分けて、アイランドキッチン、壁付キッチン、セミオープン対面キッチン、アイランドキッチンも含まれることもあるオープン対面キッチンという4つのタイプがあります。この4つのタイプには、それぞれメリットとデメリットがあるので自分の生活スタイルに合ったキッチンのタイプはどれなのか、慎重に選びましょう。
アイランドキッチンやオープン対面キッチンは、開放感がありお洒落でショールームなどで見ても憧れてしまいます。しかし、実際の生活でキッチンを使うことを考えると、遮るものがないので匂いが広がりやすい、リビングから丸見えなので常に綺麗に片付けておかなければならない、費用が高いなどのデメリットがあります。
壁付キッチンは、キッチンスペースをコンパクトにすることができるので、その分ダイニングやリビングの部分を広くとることが出来ます。また、壁に向かって調理をするので、気が散ることなく集中して料理を作ることが出来ます。壁付キッチンのデメリットとしては、キッチンにいる時に家族とコミュニケーションを取りにくいことや他の家具を置くスペースを確保しづらいということになります。
キッチンの上部に吊り戸棚があったり前面にカウンターが着いている形をセミオープンキッチンと言います。リビング側を向いて調理することができるので、コミュニケーションも取りやすく適度にキッチン内を隠すことができるというメリットがあります。デメリットとしては、多少開放感が足りないということくらいになります。
牧之原で注文住宅のキッチンの形を決める時には想像やカタログで調べるだけでなく、実際に工務店に相談したりショールームに見に行ったりして決めるのがおすすめです。
キッチン選びは慎重にしましょう
キッチンは、毎日使う場所なので使いづらい場所があるとどんどん気になってきてしまいます。注文住宅の場合、自分達で決めることが出来る部分がとても多いので、楽しい反面迷ってしまって結局どれにすればいいか分からなくなってしまうこともあります。キッチンは、家族の毎日の食事を作る大切な場所なので、ハウスメーカーの担当の方に相談しながら、妥協せずしっかり慎重に選びましょう。